水道水をろ過して使用する水道水型(浄水型)ウォーターサーバーは、利便性やコスト面で多くのメリットがあるように思えます。しかし、災害時の備蓄用や、水の味や品質を重視する方にとってはデメリットとなる場合があります。また、利用人数によってはコスト面での負担が大きくなることもあります。
そこでこのコラムでは、後悔しないように、水道水型(浄水型)ウォーターサーバーを検討する際に押さえておきたいポイントを分かりやすく解説します。また、健康被害が気になる水道水の「PFAS被害」や防災備蓄についても紹介します。こちらもウォーターサーバーを検討する際の参考にしてください。
【短時間で理解】3分でわかる要点まとめ
このコラムの重要ポイントを簡潔にまとめました。
お忙しい方は、このセクション(以下の1~4)を読むだけで、水道水型(浄水型)ウォーターサーバーのメリットやデメリットを十分に把握できます。
(1)水道水型(浄水型)ウォーターサーバーとボトル型ウォーターサーバーの比較と選び方
水道水型(浄水型)ウォーターサーバーは、自宅やオフィスで水道水を直接フィルターで浄水することで手軽に清潔な水を飲むことができます。
このタイプは、ボトル交換や宅配の手間がないのが特徴です。月額定額制のため、大量に水を使う家庭やオフィスではコストメリットは大きいでしょう。
(2)水道水型(浄水型)ウォーターサーバーの利便性と注意点
「水道直結型」と「タンク補充型」という2つのタイプがあり、それぞれ特徴があります。
水道直結型は給水の手間が不要ですが、設置工事が必要で移動が難しいデメリットがあります。タンク補充型は設置工事不要で設置場所を自由に選べますが、手動で水を補充する手間が発生します。
また、冷水・温水機能やチャイルドロックなど、安全性や利便性に優れた機能も搭載されています。一方で、災害時の使用が難しい点や、天然水と比べると味の面で劣る場合がある点には注意が必要です。
(3)ボトル型ウォーターサーバーの魅力
これに対して、ボトル型ウォーターサーバーは、天然水や高度に浄化された水を楽しめる点が大きな特徴です。
特に水に味や品質を求める方、また災害時の備蓄水を考慮する方には最適です。さらに、初期工事が不要で設置が簡単なため、引っ越しが多い方や手軽に導入したい方にも向いています。使用後のボトルは業者が回収してくれるため、ゴミ処理の手間も省けます。
(4)ライフスタイルに合わせた選択が重要(まとめ)
水道水型(浄水型)ウォーターサーバーは経済的で手軽に利用できる反面、災害時の備えには不向きな側面があります。一方で、ボトル型ウォーターサーバーは、災害時の備蓄水として活用できるほか、水の味や品質も重視したい方に適しています。
それぞれの特徴を比較し、自身のライフスタイルや利用シーンに合ったウォーターサーバーを選ぶことが重要です。水の味や品質、災害時の安心感、設置の手軽さを重視する方には、ボトル型ウォーターサーバーをおすすめします。
<さらに詳しく知りたい方は、以下の内容をご覧ください>
水道水型(浄水型)ウォーターサーバーとは?
水道水型(浄水型)ウォーターサーバーは、自宅やオフィスで利用する水道水をフィルターでろ過し、清潔でおいしい水を手軽に提供するシステムです。
このウォーターサーバーは、一般的な宅配型ウォーターサーバーと異なり、水道水を利用するため、ウォーターボトルの交換や受け取りの手間がなく、ゴミも出さないのが特徴です。また、月額定額制のモデルが多いため、コスト面でもメリットがあります。

水道水型(浄水型)ウォーターサーバーの基本的な仕組み
水道水型(浄水型)ウォーターサーバーの基本的な仕組みは、水道水を直接利用し、専用のフィルターを通して浄水することです。フィルターは不純物や塩素を取り除き、清潔な水を作り出します。
水道直結型とタンク補充型の違いとメリット
水道水型(浄水型)ウォーターサーバーは、水の給水形態に応じて以下の2つのタイプがあり、それぞれにメリットがあります。
- 1.水道直結型
- 水道管とサーバーを直接接続し、自動的に給水するタイプです。 この方式のメリットは、手動での給水が不要な点で、給水タンクはありません。一方で、設置工事が必要で、移動が難しいという制約があります。大家族の家庭に向いています。また、設置時には設置費用が必要な場合もあります。
- 2.タンク補充型
- サーバー内蔵のタンクに手作業で水道水を補充するタイプです。 この方式のメリットは、設置工事が不要で自由に設置場所を選べる点で、設置工事費を用意する必要もありません。ただし、定期的な給水の手間が発生します。
さらに、多くのサーバーは冷水・温水を常時供給できるため、飲み水や調理、赤ちゃんのミルク作りにも役立ちます。また、省エネ性能やチャイルドロック機能などの利便性も進化しています。
水道水型(浄水型)ウォーターサーバーの主な機能
水道水型(浄水型)ウォーターサーバーは、家庭やオフィスの水道水を使って浄水を行い、便利に利用できるウォーターサーバーです。ここでは、主な種類や機能、性能について紹介します。
浄水機能
搭載されているフィルターの種類によって異なりますが、フィルターの能力に応じて塩素やカビ臭、細菌、微粒子など数種類以上の不純物を除去することができます。健康被害が懸念されている「PFAS(ピーファス)」を除去するタイプもあるようです。
冷水・温水機能
水道水型(浄水型)ウォーターサーバーの多くは、冷水と温水を常時提供する機能を備えています。
冷水は、夏場の飲料水として最適で、すぐに冷たい水を楽しめます。
チャイルドロック機能
家庭での安全性を確保するため、水道水型(浄水型)ウォーターサーバーにはチャイルドロック機能が搭載されているものがあります。
この機能は、特に温水を使用する際に重要で、小さな子どもが誤って操作して火傷するリスクを防ぎます。
ボタンを長押ししないと操作できないロック機能や、スイッチ自体を無効化する仕組みなど、メーカーによってさまざまな仕様があります。
水道水型(浄水型)ウォーターサーバーのメリット
水道水型(浄水型)ウォーターサーバーは、利便性と経済性を兼ね備えた選択肢として注目されています。ここでは、具体的なメリットについて解説します。
定額制で経済的
水道水型(浄水型)ウォーターサーバーは、月額定額制が一般的で、使用量に関係なく一定の料金で利用できます。これにより、大量に水を使用する家庭やオフィスでもコストを抑えることが可能です。さらに、水道水を利用するため、追加で購入する必要がありません。
ボトル交換や宅配ボトルの受取りが不要
このタイプのウォーターサーバーでは、水道水を直接利用するため、ボトルを交換したり、宅配ボトルを受け取ったりする手間がありません。
容器のゴミが出ない
水道水型(浄水型)ウォーターサーバーは、ボトルレス設計が特徴です。そのため、プラスチックボトルや宅配ボトルの空容器が発生しません。
赤ちゃんのミルク作りに便利
水道水型(浄水型)ウォーターサーバーは、冷水だけでなく温水も常時提供できるため、赤ちゃんのミルク作りに非常に便利です。適温のお湯を瞬時に用意できるため、夜間の授乳や忙しい朝の時間帯にも役立ちます。
水道水型(浄水型)ウォーターサーバーの主なデメリット

水道水型(浄水型)ウォーターサーバーは、メリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。ここでは、利用時に注意すべき点を詳しく解説します。
水道水型(浄水型)ウォーターサーバーは災害時に使用できない場合がある
水道水型(浄水型)ウォーターサーバーは水道水を利用するため、災害時や断水時には使用できない場合があります。備蓄水が必要な場面では、別途ペットボトルの水や宅配水などを準備しておく必要があります。特に、災害対策を重視する家庭では、この点を考慮した選択が重要です。
「タンク補充型」は給水に手間がかかる
タンク補充型のウォーターサーバーでは、水道水を専用タンクに手作業で補充する必要があります。この作業は、特に使用頻度が高い家庭では頻繁に行う必要があり、手間に感じることもあります。
「水道直結型」は設置工事が必要
水道水型(浄水型)ウォーターサーバーは、サーバーを水道管に接続するための設置工事が必要です。この工事には専門業者が対応するため、費用が発生する場合や、設置する場所が制約されることがあります。
また、設置後の移動が困難なため、引っ越しやレイアウト変更の際には追加工事が必要となります。
フィルター交換とメンテナンスが必要
浄水機能を維持するために、定期的なフィルター交換が必要です。
交換の頻度は機種によって異なりますが、一般的には数カ月に1回が推奨されています。また、給水タンクや内部の清掃も必要であり、これを怠ると衛生面での問題が生じる可能性があります。交換やメンテナンスにかかるコストも考慮する必要があります。
初期工事や設置スペースに制限がある
「水道直結型」の場合、設置場所には水道管が近くにあることが条件となります。そのため、設置スペースが限られる場合や、キッチン周りに十分なスペースがない場合には利用が難しいこともあります。また、設置場所を一度決めると変更が難しいため、事前に慎重な計画が必要です。
水道水(浄水型)ウォーターサーバーで注目したいデメリット
先ほど、水道水型(浄水型)ウォーターサーバーの主なデメリットを紹介しましたが、さらに、利用状況などによっては、さらなるデメリットが発生します。ここでは、特に注意すべきポイントについて紹介します。
利用量が少ない家庭には割高になる場合がある
水道水型(浄水型)ウォーターサーバーは、月額定額制が一般的ですが、使用量が少ない家庭では割高になる場合があります。
例えば、少人数世帯や一人暮らしでは、毎月の固定料金に対して十分に水を使い切れないことがあり、結果的にコストパフォーマンスが悪くなる可能性があります。このため、家庭の水の使用量を事前に把握し、自分に合った利用プランを選ぶことが重要です。
水の味や品質の満足できない場合がある
水道水型(浄水型)ウォーターサーバーは、フィルターを使用して水道水を浄水しますが、天然水や宅配型のウォーターサーバーが提供する水の味と比べると、差を感じる場合があります。特に、味覚に敏感な方や天然水の風味を求める人にとっては、不満が残る可能性があります。
水道水(浄水型)ウォーターサーバーを「選ぶべき人」と「選ばない方がいい人」の特徴
水道水型(浄水型)ウォーターサーバーは便利で経済的なサーバーですが、すべての人に適しているわけではありません。以下では、このタイプのウォーターサーバーが「向いている人」と「向いていない人」の特徴を解説します。
水道水型(浄水型)ウォーターサーバーを「選ぶべき人」の特徴
主な特徴を以下に紹介します。
- 1.コストを抑えたい人
- 水道水を利用するため、宅配型ウォーターサーバーに比べてランニングコストを抑えられるのが魅力です。
- 2.日常的に大量の水を使う家庭やオフィス
- 定額制で水道水が使い放題のため、料理や飲料にたくさん水を使う家庭、大人数が利用する職場環境におすすめです。
- 3.引っ越しが少ない、または設置場所が決まっている
- 「水道直結型」は設置後の移動が難しいため、引っ越しや部屋のレイアウト変更などの住環境の変化が少なく、水道付近に十分な設置場所がある人に適しています。
水道水型(浄水型)ウォーターサーバーを「選ばない方がいい人」の特徴
主な特徴を以下に紹介します。
- 1.災害時の備蓄を重視している人
- 水道水型(浄水型)ウォーターサーバーは災害時や断水時に水を供給できなくなるため、備蓄水の確保を重視する人には不向きです。
- 2.水の味も求めたい人
- 水道水型(浄水型)ウォーターサーバーは、水道水を浄水するため、天然水や宅配水に比べて水の味に満足できない場合があります。
- 3.水の利用量が少ない人
- 一人暮らしや少人数家庭では、月額定額料金が割高に感じられる場合があります。使用頻度が低い場合は、他のタイプのウォーターサーバーが適しています。
- 4.頻繁に引っ越しをする人
- 「水道直結型」の場合、設置工事が必要なため、移動が多い人には向いていません。
ボトル型ウォーターサーバーのメリット
ここでは、水道水型(浄水型)ウォーターサーバー以外の選択肢となる「ボトル型ウォーターサーバー」を紹介していきます。特に、水の味や品質を重視し、災害時の備蓄水としても利用したい人におすすめです。

天然水や高度浄水の水が楽しめる
ボトル型ウォーターサーバーでは、天然水や高度に浄化された水を飲めるため、水の味も重視したい人に最適です。 特に、天然水はミネラルバランスが良く、まろやかな味わいが特徴です。
災害時や非常時の備蓄水になる
ボトル型ウォーターサーバーは、大容量の水をボトルにストックできるため、災害時や断水時の備蓄水としても活用できます。水が手に入りにくい状況でも安心感を得られるのが大きなメリットです。
初期工事が不要で設置が簡単
ボトル型ウォーターサーバーは、水道工事や複雑な設置手順が必要ありません。届いたその日から簡単に利用を始められるため、引っ越しが多い人や手軽に導入したい人に適しています。
使い終わったボトルは回収される
使用後の空ボトルは業者が回収する仕組みになっている場合が多く、ゴミとして処理する手間が省けます。リサイクルにも対応しているため、環境への負荷も軽減されます。
水の消費量に合わせてボトルを選べる
提供する会社によりますが、家庭やオフィスの水の使用量に応じて、ボトルのサイズや配送頻度を選択することができます。使用頻度に応じた柔軟なサービスが魅力で、無駄なく利用できます。
温水・冷水がいつでも利用可能
多くのボトル型ウォーターサーバーも冷水・温水機能を備えており、いつでも適温の水を手軽に利用できます。特に調理やお茶をいれる際などに便利です。
アルピナウォーターのご利用はいかがですか
ボトル型ウォーターサーバー「アルピナウォーター」は、北アルプスの名水を原水とし、NASA開発の「ROろ過システム」で分子レベルまで磨き上げた純度99.9%のピュアウォーターです。
硬度1.05の超軟水で飲みやすく、赤ちゃんのミルク作りや調理にも最適です。
さらに、国際認証「ISO22000」「FSSC22000」を取得した無菌工場で生産されており、安全性にも配慮しています。

<アルピナウォーター(ボトル型)をおすすめする理由>
- 1.リーズナブルな価格「500mlあたり、51.75円!」
- アルピナウォーターは、12Lボトルが1本1,242円(税込)で、500mlあたり51.75円と非常にお得な価格設定です。高品質なピュアウォーターを、手頃なコストで楽しめます。
- 2.欲しいときに欲しいだけ注文できる
- 定期購入の必要がなく、必要な時にオーダーできるため、使う量に応じて自由に調整が可能です。月の購入ノルマがないため、一人暮らしや旅行が多い方でも安心して利用できます。
- 3.無料宅配サービス
- 配送エリア内であれば、配送料が無料。追加注文時も、12Lボトル3本からのオーダーで、追加費用なしで届けてもらえます。
- 4.空きボトルの無料回収
- 使用後の空きボトルを無料で回収します。ゴミが出ず、家庭内での処理が不要です。
- 5.手軽にはじめられる
- 会員登録なしで利用を開始できるため、「まずは試してみたい」という方にも気軽にお試しいただけます。
PFAS問題により注目されるウォーターサーバー
近年、PFASが引き起こす水道水の汚染が大きな注目を集めています。
PFASは、フライパンのコーティングや泡消火剤、防水製品など幅広い製品に使用されてきた化学物質で、その残留性や人体への有害性が問題視されています。日本国内でも、岡山県吉備中央町などで高濃度のPFAS汚染が確認されており、住民の健康への影響が懸念されています。
PFAS問題が引き起こす安全な飲料水へのニーズ
このような状況下で、水道水の安全性に対する信頼が揺らぎ、多くの家庭や企業が安全な飲料水の確保に関心を寄せています。その中で注目されているのが「ウォーターサーバー」です。
従来、ウォーターサーバーは利便性や手軽さから支持されてきましたが、PFAS問題の拡大により、その「安心・安全性」による価値が再評価されています。
ウォーターサーバーが提供する安全性
ボトル型ウォーターサーバーでは、浄化された天然水を供給するため、水道水の汚染リスクを高い確率で排除できます。一方、水道水型(浄水型)のウォーターサーバーでも、高性能なフィルターを使用することでPFASやその他の有害物質を除去し、家庭内で安全な飲料水を手軽に得られます。
災害により注目されるウォーターサーバー
近年、災害への備えとしてウォーターサーバーが注目を集めています。
地震や台風などの自然災害が発生した際に、飲料水の確保が困難になることを踏まえ、家庭やオフィスでの備蓄水としてウォーターサーバーを活用する動きが広がっています。
災害時に必要な水の量とは
災害時には、最低でも1人あたり1日3リットルの水が必要とされています。
これは飲料水としてだけでなく、調理や衛生面の利用を含めた最低限の量です。これを家族全員分備蓄しようとすると、相当な量の水が必要になります。
農林水産省の資料では、1週間分の水を確保することが推奨されています。例えば、4人家族の場合、1週間で84リットルもの水が必要となり、ペットボトルでの備蓄ではスペースや管理が課題となることが少なくありません。
ウォーターサーバーが備蓄水として適している理由
最近では、以下の理由により、ボトル型のウォーターサーバーを備蓄水として利用する家庭が増えています。
- 1.長期保存が可能
- ウォーターサーバーの中には、ボトル型で未開封の場合に数ヶ月から1年以上の長期保存が可能なものもあります。管理が簡単である点が魅力です。
- 2.消費と補充が簡単
- ウォーターサーバーを日常的に使用することで、備蓄水を新鮮な状態で常に入れ替えることができます。これにより、期限切れによる廃棄やストック管理の手間を軽減することができます。
- 3.災害時の給水にも対応
- ウォーターサーバーによっては、停電時でも水が出る仕組みが備わっています。これにより、電力供給が途絶えた際にも安心して使用することが可能です。
災害時における水の確保は、命を守る上で最優先事項です。ウォーターサーバーは、日常的な利便性と非常時の備えを兼ね備えた優れた選択肢として注目されています。
長期保存が可能で、必要な時にすぐ使えるウォーターサーバー(ボトル)を活用することで、家族全員の安全を守るための大きな安心を得ることができます。
まとめ
水道水型(浄水型)ウォーターサーバーは、手軽さや定額制のコストメリットが大きな魅力で、大量に水を使う家庭に適しています。
しかし、災害時の備蓄水としては不向きであり、味や品質も求める人には物足りない場合があるかもしれません。また、水道直結型やタンク補充型それぞれの特徴を理解し、利用シーンやライフスタイルに合わせた選択をすることも求められます。
一方で、ボトル型ウォーターサーバーは、天然水や高度な浄水の品質を楽しめるうえに、災害時の備蓄水としても利用できます。初期工事が不要で設置が簡単であるため、すぐに始められるのも大きな特徴です。特に、水の味にこだわりたい方や、災害時の安心感を求める方にはボトル型が向いているでしょう。
何より、それぞれの特徴を比較し、ライフスタイルに合ったウォーターサーバーを選ぶことが大切です。
Q&A(水道水型(浄水型)とボトル型の違いなど)
- Q.水道水型(浄水型)ウォーターサーバーとは何ですか?
- A.水道水をフィルターで浄水し、清潔な水を提供するウォーターサーバーです。ボトル交換が不要で、月額定額制が一般的です。
- Q.水道水型(浄水型)ウォーターサーバーと宅配型の違いは何ですか?
- A.水道水型は水道水を利用し、宅配型はボトルの水を使用します。水道水型はボトル交換の手間がなく、ゴミも出ないのが特徴です。
- Q.「水道直結型」と「タンク補充型」の違いは何ですか?
- A.「水道直結型」は水道管と直接接続し給水する方式で、手動給水が不要です。一方、「タンク補充型」はタンクに水を補充する必要がありますが、設置工事が不要です。
- Q.ウォーターサーバーの主な機能は何ですか?
- A.主な機能には浄水機能、冷水・温水機能、チャイルドロック機能が含まれます。これにより、飲み水や調理、赤ちゃんのミルク作りに便利です。
- Q.水道水型(浄水型)の浄水機能ではどのような不純物が除去されますか?
- A.フィルターによって塩素、カビ臭、細菌、微粒子などが除去されます。一部のモデルではPFASも除去可能です。
- Q.水道水型(浄水型)ウォーターサーバーのメリットは何ですか?
- A.月額定額制、ボトル交換や受け取りが不要、ゴミが出ない点がメリットです。
- Q.水道水型(浄水型)ウォーターサーバーのデメリットは何ですか?
- A.災害時や断水時に使用できない場合があり、フィルター交換やメンテナンスが必要です。また、水道直結型は設置工事(および工事費用)が必要です。
- Q.「水道直結型」ウォーターサーバーの注意点は何ですか?
- A.設置工事が必要で、設置後の移動が難しいため、引っ越しやレイアウト変更には不向きです。
- Q.水道水型(浄水型)ウォーターサーバーが向いている人はどんな人ですか?
- A.大量に水を使う家庭やオフィス、コストを抑えたい人、引っ越しが少なく設置場所が確保できる人に適しています。
- Q.水道水型(浄水型)ウォーターサーバーが向いていない人はどんな人ですか?
- A.水の味にこだわる人、災害時の備蓄を重視する人、水の使用量が少ない人には不向きです。
- Q.ボトル型ウォーターサーバーのメリットは何ですか?
- A.天然水や高度浄水の水が楽しめる、災害時の備蓄水として利用可能、初期工事が不要で設置が簡単な点があげられます。
- Q.水道水型とボトル型ウォーターサーバーの選び方のポイントは何ですか?
- A.使用シーンやライフスタイルに合わせ、水の味や災害対策を重視するならボトル型を選ぶのがおすすめです。
- Q.ウォーターサーバーの冷水・温水機能にはどんなメリットがありますか?
- A.冷水は夏場にすぐ冷たい水を飲め、温水は調理や赤ちゃんのミルク作りに便利です。特に忙しい朝や夜間に重宝します。
- Q.チャイルドロック機能とは何ですか?
- A.小さな子どもが誤操作して火傷しないようにする安全機能です。ボタンの長押しやスイッチの無効化など、メーカーごとに異なる仕組みがあります。
- Q.水道水型(浄水型)ウォーターサーバーのフィルター交換頻度はどれくらいですか?
- A.一般的に数カ月に1回が推奨されています。フィルター交換を怠ると浄水性能が低下し、衛生面で問題が生じる可能性があります。
- Q.水道水型(浄水型)ウォーターサーバーはどのような災害時の備えが必要ですか?
- A.災害時や断水時には使用できない場合があるため、ペットボトルの水や宅配水など、別途備蓄水を準備する必要があります。
- Q.水道水型(浄水型)ウォーターサーバーの設置場所に制約はありますか?
- A.水道直結型の場合、水道管が近くにある必要があり、設置スペースが限られる場合があります。また、一度設置すると移動が困難です。
- Q.タンク補充型ウォーターサーバーの手間はどれくらいですか?
- A.手作業でタンクに水を補充する必要があり、使用頻度が高い場合は頻繁な補充作業が必要となります。
- Q.少人数世帯で水道水型(浄水型)ウォーターサーバーを利用すると、どのような問題がありますか?
- A.使用量が少ない場合、月額定額料金が割高に感じられる可能性があります。コストパフォーマンスを考慮する必要があります。
- Q.天然水と水道水型(浄水型)ウォーターサーバーの浄水の味の違いは何ですか?
- A.天然水はミネラルバランスが良くまろやかな味が特徴ですが、水道水型(浄水型)ウォーターサーバーでは天然水に比べて味に差を感じる場合があります。
<参考資料>
内閣官房「災害時の備蓄水を無理なく行えるウォーターサーバー」
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kokudo_kyoujinka/h28_minkan/pdf/2334.pdf農林水産省「大事な水、どうやって備えますか?」
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/imadoki/imadoki02_10.html食品安全委員会「ファクトシート」
https://www.fsc.go.jp/sonota/factsheets/f02_fluorocarbon_polymers.pdf厚生労働省「水道における有機フッ素化合物について厚労科研等による検討状況」
https://www.mhlw.go.jp/content/10901000/001234729.pdfNHKニュースサイト
河川・地下水などPFAS全国マップ2種類で詳しく あなたの町は? | NHK | WEB特集【NHK】「安全な水道水だと思っていたので…。まさか、ですよね」岡山の山あいのおよそ1000人が暮らす小さな地区で、水道水が有害と… 「PFAS」とは? 世界の規制状況・健康への影響は? - クローズアップ現代自然界で分解されにくく発がん性リスクも指摘される化学物質PFAS(ピーファス)。そもそもどんな特徴なのか。世界の規制状況、健康影響は?