古今東西、ダイエットについての話題は事欠きません。いつの時代も美を追求する女性の関心事であり、また近年みられる健康ブームが追い風となって、老若男女を対象に、ここ数年の間だけでも、いくつものダイエット方法が取り沙汰されてきました。
よく耳にするダイエットの理論に、「たんぱく質を摂取し、炭水化物の摂取は避ける」というものがあります。たんぱく質はいうなれば筋肉の素材。身体に筋肉がついているほど基礎代謝が上がり、太りにくい体質ができあがります。一方で脂肪が蓄積されると凝り固まったセルライトと呼ばれる塊になり、どんどん痩せにくい体質になっていきます。
たんぱく質が痩せやすい身体を作るためなら、炭水化物はどうして避けなくてはいけないのでしょうか。それは炭水化物が分解された際に糖になるからです。この糖により血糖値が上昇してしまうのです。
血糖値というと糖尿病が頭に浮かぶ人が多いかもしれません。糖尿病は、今日予備軍も含め、日本で増え続けている大きな生活習慣病のひとつです。血糖とは、つまり血液中に含まれる糖分です。この糖分はいわば身体の燃料。人間の身体はホルモンを分泌することで、この値を生命活動に適した実に狭い範囲に調整しています。
その調節機能が追い付かなくなり、血糖値が高くなる、つまり血液中の糖分を抑えることができなくなるのが糖尿病です。一度なると治療が難しく、食事制限や投薬などの治療を一生続けなければならなくなりますが、糖尿病自体に具体的な症状がなく、ほかの致命的な症状をもつ疾患よりも軽視されがちです。しかし、様々な合併症を引き起こす厄介な病気で、日ごろから予防に気を付けることが大事です。
病気になるほど血糖値が上がる原因としては、食べ過ぎや運動不足、不摂生な生活習慣によるホルモン分泌の乱れなどが理由として挙げられますが、細かな血糖値の調整はダイエットにも大きく関連しています。
血糖値を下げるホルモンをインスリン、上げるホルモンをグルカゴンと呼びます。血糖値が上がるとインスリンの分泌が始まり、結果として血糖値は抑えられますが、具体的には、余計な糖分は脂質に変換され、身体に蓄えられています。つまりこの瞬間、脂肪が生まれ、太っているというわけです。
さらにインスリンが分泌されると、身体についた脂肪を分解するホルモンの働きが阻害されることも分かっています。インスリンは血糖値が急激に上昇するほどたくさん分泌されるため、血糖値の振れ幅を少なくすること、そしてその変化を急激にしないことが、身体に脂肪をため込まないポイントとなるのです。
そのためには、直接的な影響力を持つ炭水化物や糖分の摂取を控えることが必要というわけです。血糖値が高くならなければ、血液中の糖分はエネルギーとして消費され、脂肪としては蓄積されません。血糖値が低すぎる低血糖も問題となりますが、栄養バランスに気を付け、血糖値を抑えていれば身体の脂質を分解するグルカゴンが分泌され、脂肪燃焼により今度は体重減少につながります。
水は血糖値をコントロールする代表的な飲み物です。水そのものが血糖値に直接影響を及ぼすわけではありませんが、糖分を多く含むジュースの代替として口にするなどすれば、胃も膨らませてくれるので、食事療法として有効とされています。また、運動にも欠かせない存在です。こまめに飲むことで身体の老廃物や毒素の排出を促し、痩せやすい体質を作る手助けにもなってくれます。
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