平年並みに梅雨入りした日本列島。
どんより空にジメジメが続くアジア特有の梅雨は、ただでさえ気が滅入るもの。この時期になると「何となく体調が悪いな…」と感じる人も多いようですが、これは長雨による単なる気分の落ち込みではなく、れっきとした“気象病”という病気なのです。
「雨が降ると古傷が痛む」といった言葉は昔からあったものの、偶然や気のせいで片付けられていた雨と体調の関係。しかし昨今、雨の日に起こる古傷の痛みをはじめ、頭痛や関節痛などの体調不良は、気候の変化によって起こることが分かりつつあるようになったのです。
メカニズムの詳細はまだまだ不明なものの、カギとなるのは耳の最も奥にある器官である“内耳”。
めまいや耳鳴りを引き起こす器官として知られていますが、ここが気圧の変化をキャッチすることで自律神経が乱れ、様々な不調が現れるとのこと。急激な気圧や湿度の変化に身体が対応できなくなると様々な不調が現れるようで、ドイツをはじめ世界各地でメカニズムの解明が進められているそうです。
そして気象病とともに気をつけたいものが、この時期特有の“身体に熱がこもる熱中症”。気象病のように身体が季節の変化に追いつかないことや、湿度が高く汗が蒸発しにくいことから起こるのですが、夏場よりも水分補給を怠りがちになることが、さらに隠れ脱水に拍車をかけてしまうのです。
そんな隠れ脱水による熱中症は、身体にすばやく染み込むアルピナウォーターでのこまめな水分補給と軽い運動で予防することができます。
雨が続くと休日は自宅にこもりがちになりますが、通勤の行き帰りを少し遠回りして歩いてみたり、ちょっと足を延ばして買い物へ行くなどして“汗をかける身体づくり”にぜひトライしてみましょう。
また、今の時点でなんとなく気分が落ち込んだり身体がだるいといった症状があれば、気象病の特殊外来を訪れてみるのも手のひとつ。今年の夏はエルニーニョ現象のせいで猛暑になるとの予想も出ているため、今のうちから治療や予防をすれば、きっと夏を元気に過ごすことができるはずです。
今年の梅雨は6月下旬から7月にかけての降水量が多く、梅雨明けが遅くなる可能性があるため、身体のケアだけでなく水害にも注意が必要です。 アルピナウォーターをはじめ、いま一度飲み水や保存食のストックが充分足りているかどうかの確認もお忘れなく!