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ペットの水はどんな水がいい?適切な水質・水温を知ろう!

水を飲む犬 水とペット

ペットにとっての水

ペットに合った水の選び方は、飼い主としての責任の一環であり、ペットの健康に直接影響を与える重要な要素です。ペットが病気にならないよう健康状態を維持し続けるためにも、ペットに合った水を選ぶ必要があります。 では、ペットに合う水とはどのような水なのでしょうか?水質、水温、新鮮さ、水量、そしてペットの特性に合わせたあげ方、それぞれの観点から見ていきましょう。

ペットに合う水の質

水道水の水質は問題?

まず、ペットに合った水を選ぶ際に注意しなければならないポイントは、水の質です。ペットにとって水は、清潔で新鮮なものでなければなりません。水道水は一般的に安全ですが、地域や場所によって水質が異なり安全ではないこともあります。そういう場合は浄水器を使用して水質を改善したり、市販の安全な水を購入しましょう。

ミネラルウォーター(鉱水)はペットに合う?

市販のミネラルウォーターはペットに飲ませる水として利用されることがありますが、ペットに適した種類を選ぶことが重要です。ミネラルウォーターには軟水と硬水の2種類あります。日本で販売されているミネラルウォーターは基本的には軟水です。硬水ミネラルウォーターはヨーロッパや北米によく見られます。軟水が一般的にペットに適しているとされていますが、硬水はペットの体にとっては負担になり、尿路結石の原因にもなり得るので避けた方がいいかもしれません。また、ミネラルウォーターは水道水と違って塩素系消毒剤が入っておらず、細菌が繁殖しやすいため、注意して管理しなければなりません。

ピュアウォーター(純水)はペットに合う?

ピュアウォーター(純水、またはRO水とも呼ばれます)はミネラルを含まない超軟水です。ミネラルウォーターと違って尿路結石になる心配もなく、また不純物を取り除いているため細菌が繁殖しにくいという特徴をもっており、安心してペットの飲用水として使うことができます。

ペットの散歩時は飲水行動に要注意

犬は散歩時によく水たまりの水を飲んだり、川や田んぼの水を飲んだりすることがあります。そのような水を飲むと、感染症を引き起こしたり、下痢や嘔吐など消化器系の問題を引き起こしてしまうことがあります。また、シアノバクテリアや有毒植物が含まれた水を摂取してしまうと、毒素が原因で中毒症状を起こしてしまうこともあります。飼い主は、水質のよくない水を飲まないよう、散歩時だけでなく日頃からペットを管理しておくようにしましょう。

水の温度は常温がベスト

水質の他に注意しなければならないのが、水の温度です。ペットにあげる水の適切な温度は、常温です。一般的に言われている常温の目安は15℃~30℃です。水道水が常に常温かというとそうではありません。冬場では6℃~7℃、夏場になると30℃前後になることもあり高低差が大きいです。ペットに水道水を飲ませる場合は、水温を適切な温度に調節してからあげるようにしたほうがいいでしょう。
犬や猫は、極端に高い温度、低い温度の水を避ける傾向がありますが、誤って飲んでしまうこともあります。特に冷たい水は消化器官に負担をかける可能性があるため、冷蔵庫から出したばかりの水は与えないようにしましょう。

水を飲む猫

新鮮な水に保つ

一度あげた水をペットが飲み干さずに残している場合、その水をそのまま放置していませんか?放置された水は、新鮮度が下がって不衛生な状態になっているかもしれないからです。20℃~50℃の場所では水の中の雑菌が急速に繁殖して、水が腐ってしまうこともあります。ペットが飲み残した水があったらなくなるまで放置せず、こまめに入れ替えて新鮮な状態を保つようにしましょう。

状況に応じた水のあげ方と水量

水は必ずしもどのペットにも毎回同じように水をあげていれば問題ないというわけではありません。ペットのその時その時の健康状態やペット個々のニーズや特性に合わせて水を選ぶことが大切です。例えば、獣医師から特別な指示を受けている場合や特定の健康上の問題を抱えている場合は、それに合わせた水を与えることが必要です。また、年齢や体格によっても水の摂取量が異なるので、個々のペットのニーズ・特性に合った量で水を与えることが重要です。

ペットの健康を考え最適な水を選ぼう

ペットに合った水を選ぶことは、ペットの健康を保つためには必ず必要なことです。人間が飲んでも大丈夫ならペットも同じ動物なのだから大丈夫、何でも飲むから大丈夫、と安易に判断はせず、水や動物の病状についての知識をしっかりと身につけて判断することが飼い主としての役割です。、大好きなペットが少しでも長く、健康に生きられるように、どんな水を、どんな状態で、どんな時に飲んでもらうのかを考えておくようにしましょう。

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