日本では3.11以降、原発の再稼動が問題として取りざたされていますが、アメリカでは原発を稼動していない地域で、深刻な放射能汚染が問題となっているのをご存知でしょうか。
カナダとアメリカは世界有数のウラン産出国ですが、なかでも“ナハボ族”というネイティブインディアンが暮らすエリアがその問題の場所。
かつて1900年代初頭から、ウラン採掘企業の労働力として活躍していたナハボ族。実はこの場所で採掘されたウランを使用した核爆弾が、広島・長崎に投下されたのです。
そんなナハボエリアのウラン採掘ですが、当時ナハボ族にはウランの危険性について説明は一切なされていませんでした。そのため採掘に携わった方やその家族のほとんどが“がん”で亡くなっているとのこと。しかし今尚この場所で、ウランは原発の燃料として採掘され続けています。
2011年ごろ、ようやく採掘に携わり健康被害を受けた人々に国や企業が保障をするよう民間団体が動き始めましたが、因果関係を特定する術がないのが現状。しかも元労働者が名乗り出なくてはどうにもならないため、問題解決は難しいのが現状です。
現在、ナハボ族が住むエリアには約2000箇所ものウランの採掘跡があり、非常に杜撰な形で廃棄物が残されています。そんな場所に生えた草を食べて育った家畜を食しているナハボ族。健康被害は、予想がつくことでしょう。
原発に異常があれば私たちはニュースで汚染状況を知ることができますが、これらの問題をほとんど私たちは知りません。その理由は、アメリカ政府がきちんと調査をせず、100年以上も放置していたからなのです。
なかでも近年問題として急浮上したものが、地下水汚染。地下にあるウランは、化学薬品を地底に流し込み採掘を行なうため、地下水はおのずと汚染されます。そしてもちろんウランも、地下水に混じることとなるのです。
この問題が明るみになったのは、昨年のこと。ナハボエリアの地下水がウランで汚染されているとのことから当局が水源に蓋をしてしまったため、多くの家畜が死に絶え、ナハボエリアには多くの動物が無残な姿で残されました。
このように地下水を汚染しているウラン採掘ですが、そのウランは日本に輸入され原発の燃料として使用されています。
私たちが快適な日々を送るために、私たちの知らないところではこのような現実が起きています。国内に目を向けるだけでなく、私たちはその資源がどこからどのようにやってきているのかを、今こそ知らなくてはならないのかもしれません。
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