毎年4月に、インターネットでの検索が多いワード。それは、 “紫外線”“日焼け止め”といった日よけに関するものだそうです。
ゴールデンウィークのレジャーに向けて、新商品の日焼け止めや、新しい日よけ方法を多くの方が検索しているからなのですが、事実、5・6月は真夏と遜色ない量の紫外線が降り注いでいるので、紫外線対策は欠かせません。
10段階評価で言えば、真夏が6に対して、5月は5。一番紫外線が少ない12月は1.5程度なので、既にじわじわと紫外線は私たちを攻撃し始めているのです。
浴びてしまった紫外線をなかったことにするには、翌々日までのケアが必須と言われています。
というのも、メラニンを生成する酵素である“チロシナーゼ”が増えるのは、紫外線を浴びてから約3日目とされているため。美白化粧品にはチロシナーゼを阻害する物質が含まれているものも多いことから、シミを防ぎたいのであればこの酵素を増やさないようにすれば良いのです。
そんなチロシナーゼ対策として試してもらいたいものが、発酵食品である麹。麹には“コウジ酸”と呼ばれる成分が含まれており、メラニンを抑制する効果や、くすみ防止効果が期待されているのだそう。既に新しい化粧品の成分としても、注目されているです。
また、同じく麹が使用される日本酒の酒粕も、紫外線対策には◎。
古くから杜氏の手は綺麗だと言われていることから、「日本酒には美肌効果があるのでは…」とされてきました。しかしながら、実は美肌の元は日本酒ではなく、ヒト型セラミドを含んだ酒粕にあることが近年解明されたのです。
保湿効果があるとして知られているセラミドですが、安価な化粧品に使用されているのは、合成セラミドや植物セラミドなど。保湿効果はあるものの、ヒト型の高い保湿力にはかないません。
そんな高い保湿成分が含まれた酒粕は、まさに天然の美容液。紫外線を浴びた日こそ、スゴい美容成分が含まれている“発酵食品パック”を試してみてはいかがでしょうか。
方法は、ごく簡単。塩麹・甘麹(甘酒)などに小麦粉を混ぜて、ペースト状にするのみ。
あとは通常のパック同様に顔に塗布して、乾く前に洗い流せば終了です。
塩麹は塩の効果で毛穴の引き締め効果が期待できるほか、甘麹は敏感肌の方にもおすすめできるマイルドなパック。レジャーのあとは、お風呂でゆったりと疲れを癒しながら、紫外線ケアを行ってみてはいかがでしょうか。
疲れを癒したお風呂上りにはアルピナウォーター水素水もお忘れなく。